2020年8月7日金曜日

忘れてはいけないモノ

  皆さんこんばんは、平松です。

 昨日は広島に原爆が投下された日ですが、この時期になると戦争のドキュメンタリー番組やニュースをよく見ますね。年々、戦争を経験した方の人数が減っていくのは仕方が無い事ですが、一昨日、父方の祖母が天寿を全うして本日が告別式でした。

享年93歳という事で、昨年亡くなった祖父同様、大往生でした。物腰柔らかで多くを語らない祖父とは対照的に、帰省した際にはとにかくしゃべり倒してくる人でした。こちらが食事中は横から「この肉は国産のどこどこのええやつで、この魚はあんたらが普段食べている物とは格が違う一級品で~」など、長々と語り続けてきます。孫に良い物を食べさせたい気持ちが全面に出過ぎていて、中々パワフルなお婆さんでした。

数年前までは本当に元気だったので、「あと10年以上はここに帰ってくる度に、このお喋りを聞かされるな」と思っていたのですが、祖父が亡くなってからは急に体の状態が悪くなってしまい、医者には数か月前から「覚悟はしておいた方が良い」と言われていました。今頃は祖父と天国でのんびりしているかと思いますが、この二人からも戦争の話は小学生の時に課題の関係で、よく聞いた記憶があります。特に海軍だった祖父の話はここでは書けないぐらい生々しくて、その時の記憶が鮮明に残っています。

  また、先日、今治の広報誌に目を通す機会があったのですが、今治でも空襲が3回ほどあって、特に85日にあった3回目はかなり激しい空襲だったようです。普段練習で走っている道の近くで多くの方が空襲で亡くなったという事実を初めて知りましたが、こういう事は決して風化させてはいけないモノなので、自分の子供がこういった事を理解出来る年齢になったら、ちゃんと伝えようと思います。