2022年6月24日金曜日

ちんげんさい

 皆さんこんばんは、平松です。

毎月、弊社では社内報が配布され、内容も様々で楽しませていただいているのですが、裏表紙に編集担当の方のコラムのような物があり、今回のテーマが「ちんげんさい」でした。

食品会社なので、野菜の「青梗菜」に関する事かとお思いの方が殆どだと思いますが、今回は違います。

社会人の大切な心得として「ほうれんそう」(報告・連絡・相談)というワードを耳にされた方は多いかと思いますが、最近は「ちんげんさい」(沈黙する・限界まで言わない・最後まで我慢する)という、メンタルヘルスを重視した心得があるそうで、この3つを極力行わない事が推奨されているようです。

私は、昔からここで言う「ちんげんさい」をする事が美徳として教え込まれた人間なので、時代を感じますね・・・

「何を言われようが黙って忍耐強く最後までやり抜く」私はこれを実行してきたから今があると感じていますが、全ての事に対してこれを実行した訳でも無く、どうしても納得出来ない時、意図が分からない時などは、その場やタイミングを見計らって言いたい事を言う時もありました。そして、最近は我慢のし過ぎは両刃の剣だとも感じているので、この心得に対しても否定的な考えではありません。

個人的意見として「ほうれんそう」はどんな時でも実行するのが良いかと思いますが、「ちんげんさい」をやらないというのは、状況によって変わってくることもあるかと思うので、使い分けが難しい心得であると感じました。

スポーツ選手のコーチと言う立場の自分が、選手の忍耐力を鍛える事は重要な反面、メンタルヘルスという視点から見た時には、ただただ「何事も忍耐や!!」の一言で片づけられないので、このテーマの難しさと、どう伝えていく事が最適なのかを考えされたコラムでした。