2024年6月28日金曜日

収穫のあった前半戦。

  皆さんこんばんは、平松です。

「選手は」無事に今シーズンの前半戦が終了いたしました。私は先週の初めからギプスシーネが外れて、先週末のレース帯同でも、見た目は一般人と変わらない状態でした。しかし、折れた骨が完全にくっついている訳ではない為、相変わらず変な歩き方をしていました。周囲からはもちろん「無理はしないように…」と心配されてしまい、恥ずかしいやら情けないやら…

 そんな私のモヤモヤした気持ちの殆どは、福島選手が吹き飛ばしてくれました。

今回、目標を10位として挑み、15位だった訳ですから、目標達成とはいきませんでした。しかし、この目標はパリ五輪選考も終わって日本代表クラスも数人出場していたので、そういったメンバーも含めて8人前後の先頭集団が形成され、後続を引き離してランに入るという展開を予想していました。ところが蓋を開けると、福島選手のスイムが上出来過ぎて、勢いそのままに、バイクでも若手の3人で逃げるという大阪の時のような展開になってしまいました。

実は、レース前日の試泳後に「なんか調子いいので、明日のスイムも先頭付近で上がれそうです。狙えそうなら先頭狙ってもいいですかね」などとニヤニヤしながら言ってきたので、「そりゃ~ええやんけ!まぁ無理せず狙えそうなら狙ったらええやん。」と返しました。ただ、内心は「何をニヤニヤしながら言うとんねん。いきなりそういう自信満々の発言されたら、逆に怖いねん…」と、本当にドキドキしていました。まぁ、それも取り越し苦労に終わった訳ですが、まさか大阪と同じような展開になるとは予想しておらず、後続の第2集団には大阪の時以上にレベルの高い選手が多数いました。流石にすぐに追いつかれるかと思っていたら、先頭を引っ張る選手がガンガン引いてとにかく逃げる意思を示していたので、福島選手も必死に食らいついていくしかありませんでした。結局、ラスト2kぐらいで第2集団に追いつかれてしまいましたが、本当に良い経験が出来たと思います。ランではバイクで脚を使い切っていたので、スタート直後から苦しそうでしたが、粘りの走りが出来ていてペースが大きく崩れることはなく、今ある力を100%出し切ることが出来ていました。

 こういうレースをしての15位でしたので、私としては十分手応えを感じております。今回、100%の力を出し切っても通用しない部分が、国内アジアカップクラスのレースですらあるという事を、身をもって経験する事が出来ました。この経験を糧に、これから始まる夏場の強化期間で更にレベルアップを図り、シーズンの後半戦ではどのような展開になっても、目標が達成出来るように取り組みます。*私の骨もその頃には万全の状態になっているでしょう!!笑

 引き続き、ご声援のほど、よろしくお願いいたします!!