2018年11月12日月曜日

海賊と呼ばれたかった男。。

Hola!!
ドミニカ共和国から、古山大です!
本日のレース、スイム会場はカリブ海!スタート前の会場BGMはもちろん「彼こそが海賊」!!
となれば、極東の国から海を渡ってITUポイントを強奪しに来た私は正に「海賊」!カリブの海を暴れまわります!お宝(ITUポイント)寄越せ〜!
、、、しかし現実は上手く行かず、7位と14位。手に入れたお宝は僅かでした。。(;´д`)トホホ…
しかし、今回はお宝と同時に素敵な「amigo」達が沢山できました!
日本人はやはり珍しいのか、先週のチリからの続投の人が多く、大会関係者には軒並み顔を覚えられていました。
お陰で色々スムーズに事が進められたのですが、一番驚いたのは朝食会場で「タイシ!ようこそ!順調かい?!」と握手してきたおじさまが「president(多分、大会最高責任者)」だったことです。。
キャーッ!(゜o゜;「どこかのコーチ?」とか聞いてゴメンナサイーー!!
そんなレース期間を過ごした私ですが、チリから連戦の選手も多く、顔見知りの為、レース中集団内で面白いことが起きました。
バイク最終ラップ。集団の隙を付き、アルゼンチンの選手がアタックしました。そう、先週最後の最後で私を抜き去っていった彼です。
あまりにも見事に隙をついたアタックだったため集団は一瞬お見合い状態に。その間に差は20m位にひろがりました。(このまま逃がすとマズい!)と思った私は集団左端。すっと腰を浮かすも一人で追いきれるものかと一瞬躊躇。
しかし、4.5人の選手を挟んで集団の反対側。つまり右サイドにサドルから腰を浮かしている選手が一人。
先週一緒に走ったチリの選手です。選手の間を貫いてバツっ!と視線が合いました。
『アイツ、走る。逃したくない。』
多分お互いおんなじ事を思ったんでしょう。集団の両サイドから同じタイミングで飛び出し、追走集団を形成。追いついたものの結局アルゼンチンの選手もろとも集団に呑まれてアタックは不発となりました。
ゴール後3人で話して出た結論は「後ろ二人が仕掛けるのが遅すぎた」でした。う〜ん。一瞬の躊躇が命取りに。。
しかし、面白いものでお互い顔見知りでどんな選手かわかってるからこそ、視線を交わしただけで同時に飛び出せましたし、三人になってからもよし行こう!となりました。やっぱ知り合ってるって大事なんだなぁ〜。
今大会は、ホントに色んな人と友達、知り合いになれました。やっぱ日本人って珍しいんですね。みんな覚えててくれました。
最後別れる時に皆「タイシ、また南米に来いよ!」と言ってくれたので私は自身満々にこう言いました。
「I'll be back.」
ダダンダンダダン!
何故か知ってたこの言葉。皆笑ってくれたんで良かったです。(合ってるよね。。?)
というわけでこれからジャパンにバックします。
Adios! Amigo !また逢う日まで!!