2026年4月8日水曜日

カメラ雑談~ホワイトバランス-夕陽の魔法を一枚に-

今月4月より、日本食研 実業団トライアスロン部の顧問に就任いたしました鈴木です。
役職名は新しくなりましたが、私の役割と情熱はこれまでと変わりません。
引き続き、現場に寄り添いチームを支えてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
さて、先日、父のお墓参りの帰りに、香川県の「休暇村 讃岐五色台」へ宿泊してきました。
https://www.qkamura.or.jp/goshiki/
ここは五色台の山頂近くから眺める瀬戸内海の夕陽が絶景で、リニューアル以降、さらに人気が高まっているスポットです。
 
当日はあいにくの雨。「今日は難しいかな……」と半分諦めていたのですが、夕暮れ時、奇跡的に雲の隙間からオレンジ色の光が差し込みました。ほんの短い時間でしたが、海へと沈みゆく美しい夕陽を拝むことができ、思わずカメラを構えました。
 
「白」をあえて崩すのが写真の面白さ
実は、この「夕焼けの色」をいかに記憶以上に美しく表現するかが、写真の醍醐味なんです。
カメラには「ホワイトバランス(WB)」という機能があります。 本来は、蛍光灯の下でも太陽の下でも、「白いものを、真っ白に写す」ための補正機能です。最近はスマホでも自動でやってくれますが、一眼レフなどのカメラはこの調整がとても得意です。
ですが、夕陽を撮る時は、あえてこの「正しく白くする機能」を逆手にとるのがコツです。
 
夕焼けをより鮮やかにする「色のフィルター」
例えば、カメラのホワイトバランス設定をあえて「くもり」や「日陰」というモードに変えてみてください。(プリセットの名称はカメラメーカーによって違います)

すると、カメラが「今は光が足りないから、温かみを足そう」と判断し、写真全体に赤みが加わります。
これが天然のカラーフィルターのような役割を果たし、夕焼けのオレンジをより濃厚に引き立ててくれるのです。
 
さらに、私のお薦めは「ストロボ使用」という設定です。(実際に光らせるわけではなく、設定上の色の指定です)
この設定を使うと、黄色やオレンジ、赤の深みがぐっと増します。夕焼けはもちろん、秋の紅葉を撮る時にも、驚くほど色が「映える」仕上がりになります。
技術が進歩して、誰でも簡単に写真が撮れる時代になりましたが、こうした少しの「色の工夫」で、景色はもっとドラマチックに変わります。
もし、旅先で美しい光に出会ったら、ぜひこの「色の引き出し」を試してみてください。


【追記】
「ストロボ使用」は、カメラ内部の設定ではない場合があります。
その場合は、RAW現像ソフトという専門のソフトのホワイトバランス機能で「ストロボ使用」に調整します。