皆さんこんばんは、平松です。
国内2連戦を終えて、昨日、2週間ぶりに今治へ戻ってきました。
今回の遠征では国体・日本選手権という国内の大きなイベントレースの帯同を行ってきたわけですが、日本選手権は特にレベルが上がっていると感じました。ナショナルチームクラスの選手が殆ど参加していなかった訳ですが、その分、若い選手たちが上位を狙ってスイムからハイスピードなレース展開になりました。今年から出場基準のラインが上がって、レベルの高い選手しか参加出来ていなかったにも拘らず、バイクで周回遅れになって強制リタイヤになった選手が何人もいました。その証拠に、今回完走しようと思ったら、スイムを1500mで18分30秒ぐらいで泳がないといけませんでした。私が現役の頃は22分ぐらいで泳げれば、ギリギリ完走は出来ていたので、如何に今回のレベルが高かったか分かると思います。
そんな中、岩本選手は泳力では十分先頭集団に入れていたスイムで、上手く流れに乗ることが出来ず、バイクの序盤も悪い流れを引きずってしまい、苦しい展開となってしました。しかし、ランでは応援してくれる方々が感動を覚えるぐらい、魅せる走りをしてくれました。この点は本当に選手として成長した部分であり、本人の努力の賜物だと思います。
もちろん、去年の日本選手権のように「ランだけでも良く纏められた」という楽観視を今年はしてはいけませんし、むしろこのままではダメだという危機感を持っております。本人もその辺りは良く理解しているので、11月から始まる海外遠征に向けて、しっかり修正していこうと思います。