皆さんこんばんは、平松です。
ようやく、岩本選手の日々の努力が報われる姿を見る事が出来ました！！レース直後から私のスマフォには日頃よりお世話になっている関係者様から祝福のLINEが入りまくっていました。
本人の報告にもありましたように、レース内容という部分では、心から納得出来るものではなかった事から、大手を振って喜べないという心境のようです。彼の自分に厳しい部分がそうさせているのでしょうね。私も選手経験がある身ですので、本人の気持ちが理解出来るだけに、非常に複雑な気持ちです。それでも、ただでさえ雨で路面状況が最悪な中、視界が半分ボヤながらコーナーの多いコースを、集団の最後方で常に走らなければならないというのは、想像以上に心身共に消耗します。そんな状態でもしっかりランで追い上げられたのは、一年前の日本選手権が終わった後、「1年後の日本選手権にピークが来ることだけ考えて、ここからの1年、コツコツとやっていこう」と決めて、実際に本人が努力し続けられたからだと思います。
また、今年は新たな取り組みをする中で、様々な方々のお力も借りる事が出来ました。そして、教えていただいた事を妥協する事なく、確実にやり続けられた事も今回の結果に結びついた要因の一つと感じております。これまでは真面目な性格という事もあり「どんな状態でも、キツい練習をやり続けなければならない」という考えが先行し過ぎている感がありました。しかし、この一年で「トライアスロンは年間を通してレースを戦い、その中で1年のピークとなるレースに標準を合わせなければならないので、強度のコントロールが必要」という部分の理解がすごく進んだと感じました。強度を上げる時はしっかり上げて、どれだけ調子が良かろうが下げる時は下げる。言うのは簡単ですが、中々結果に繋がらいない日々に、相当不安な時もあったかと思います。それでも、取り組んでいる事を信じて一人でやり続けた選手が、タイトルレースで表彰台に上がっている姿は、本当に感慨深いものがありました。
今シーズンはまだ海外でのレースが残っています。このレースで、今度こそは内容も結果も納得出来るレースが出来て、笑顔でシーズンを終えられるように、コーチとしてサポートしていきたいと思います！
