2024年3月6日水曜日

記録と作品

みぞれ交じりの中、河津桜とメジロを撮りに行っていた日本食研 実業団トライアスロン部GM(部長)の鈴木です。本当に寒かったです。
チームは新人の福島旺選手を迎え、奄美大島で春合宿に入りました。当然、いつもの通り私は留守番です。
 
さて、先月2月より会社の採用担当者からの依頼で、会社のリクルート用ホームページのイメージ写真の撮影の仕事をしています。
依頼された理由というのは社内のサークル「写真部」の部長ということだけ。しかも、普段はもっぱら風景写真かトライアスロンのレースの様子くらいしか撮らないですし、ポートレートは一番の苦手ですが、「これも勉強」と思い、引き受けました。でも、やはりポトレ撮影は難しいです。
ひとまず、こんな感じで仕上げました。
 
https://www.nihonshokken.co.jp/recruit/
トップのスライドショーの最初の2枚は今回撮影したものです。3枚目は数年前のもので、これも撮り直しの予定です。
 
https://www.nihonshokken.co.jp/recruit/environment/?v=20243416
このページの写真2枚も撮影しました。
他のページの写真も何枚かは今回撮影したもので、先輩社員のプロフィール写真の撮影もこれから続く予定です。
 
今回の撮影では作品づくりを意識しながら撮りました。(上手くできたかはよく分かりませんが、今の腕ではここまでが限界のようです)
作品づくりと言うと少し仰々しいですが、写真の世界では「記録と作品」の違いという話しがあります。
記録写真とは、一般的に思い出を記録するもの。写真の中に「いつ、どこで、誰が、何を、どうした」といったものがきちんと表現されているものです。例えば、旅行先での記念撮影、卒業写真などです。
スマホでパチリと撮った写真はほとんど記録写真ではないでしょうか…。
そして、作品といわれる写真では、構図、アングルやポジション、ボケやブレや背景のコントロール、光、写真の明るさなどをしっかりと追い込み、「被写体をどう活かすか」「被写体をどう表現するか」を意識したものになります。
この作品づくりとなると、撮り手の個性が出てきて、写真撮影の面白さ、難しさが分かってくるものです。
今まではプロカメラマンや写真を趣味にしていた人たちが「作品づくり」をしていましたが、近年ではSNS、特にinstagramが「作品づくり」を一般の人々まで普及させたと言われています。いわゆる「映え」ですね。
 
もし、これから作品づくりに挑戦したいという方がいらっしゃいましたらひと言。
作品づくりのコツとして、写真の世界に「写真は引き算」という格言があります。
自分が撮りたかったもの、表現したかったもの、魅力に感じたものを如何にフォーカスしていくか。それ以外をできる限り排除していくのが作品づくりのコツだそうです。
ここまで取り組んでくると、どんどんと写真撮影にはまって、いわゆる「沼落ち」になりますね。

<河津桜とメジロ>

<今年は暖冬だったせいか、散り始めていました>

<天気が悪かったのでバックの色がいまいち>