2024年10月17日木曜日

家族

わが家の愛犬が8月に亡くなり、やっと四十九日が過ぎた日本食研 実業団トライアスロン部GM(部長)の鈴木です。
病名はリンパ腫でした。11歳でした。最期は壮絶な亡くなり方だっただけに、昨日のことのように覚えています。
 
彼はここのブログでも少し登場していたコーギーです。名前はユイ君。うちなーぐち(沖縄の方言)の「ゆいまーる」(語源は農家の共同作業のこと。そこから助け合い、友達、家族という意味にも使うそうです)からとりました。わが家では3頭目のコーギーでした。
11年間、本当の家族、息子のように育てました。本当に賢い子でした。聞き分けのいい子でした。聞き分けが良すぎて可哀想なくらいでした。私たちが出かけようと「さて」と準備を始めると、何も言わなくても、自分からリビングのケージに入ってお留守番体勢になっていました。
ユイ君と一緒に出掛けるときは、玄関にキャリーを持っていくと、そわそわとずっと後を追いかけてきました。
好き嫌いがなく何でも食べていました。キッチンで料理をしていると何かもらえるかも、と寄ってきて離れませんでしたが、不思議とネギや玉ねぎを切るときにはいなくなっていました。
外でおしっこをするときは男の子らしく片足を上げて、室内でシートの上でするときは必ず反時計回りで何周かして位置を決めてから両足をつけてしゃがんで用を足していました。
いつもにこにこと笑顔でした。自宅にいるときは縄張りを主張していましたが、外に出ると気立てがよくて大人しいので、よく女の子に間違われていました。シニアになっても毛並みがきれいで、いつまでも若々しい子でした。
コーギーは日本国内でコンパクトに改良されたそうですが、ユイ君は原種をそのまま繁殖させていたブリーダーさんから譲り受けたので、通常のコーギーの約1.5倍ありました。
よく他人から「かわいい」の次に「大きいね」と言われていました。
 
いつも一緒にいただけに、いざ居なくなると
①世話をする時間、散歩する時間が無くなったので時間を持て余してしまいます。
②散歩をしなくなったので運動不足気味です。
③「旅行をしよう」「お出かけしよう」と思っても、今までわんこが一緒に行けるところで探していたので、どこに行ったらいいか分からなくなっています。
④来客があっても、気づかない時があります。インターホンはあるのですが、家の奥にいると気づかないこともあり、「わんわん」警報の有り難味を改めて気づかされました。
⑤排泄物の処理用でビニル袋を使うので、色々な機会で貯めていたのですが。逆にビニル袋が余って困っています。
など、わんこがいない生活環境に慣れるまで、まだまだ時間がかかりそうです。
先月、ユイ君の遺品を松山市にある保護犬のボランティアの会に寄付しました。思い出の品物もなくなりつつあります。
 
ユイ君が亡くなった日から、毎日、夫婦でユイ君との思い出話をしています。楽しい思い出ばかりです。
11年間、幸せな時間をありがとう。ユイ君には感謝しかありません。