2026年5月13日水曜日

カメラ雑談~利き目

まりにも着心地が良くて、ARC'TERYX(アークテリクス)の薄手フリースを色違いで2着も揃えてしまった、日本食研 実業団トライアスロン部 顧問の鈴木です。
 
さて、皆さんは一般的に言われる「利き腕」と同じように、目にも「利き目(優位眼)」があることをご存じでしょうか?
実はこの利き目、特別な道具を使わずに自分の手だけで簡単に診断できるのです。
 
利き目の見分け方
1.   ターゲットを決める 部屋の隅にある時計やスイッチ、カレンダーの文字など、小さな目印をひとつ決めて、両眼でじっと見つめます。
2.   手で「窓」を作る 両目を開けたまま両手を前に伸ばし、親指と人差し指を重ね合わせて小さな「三角形(または円)」を作ります。その窓の中に、先ほどのターゲットが収まるように調整してください。
3.   片目ずつ閉じて確認する 腕を固定したまま、片目ずつ交互に閉じます。ターゲットが窓の中からズレずに見え続けている方が、あなたの「利き目」です。
 
この利き目は利き手と必ずしも一致するわけではありませんが、日本人の約7割が「右目利き」だと言われています。
 
なぜカメラ操作に「利き目」が重要なのか?
カメラの世界では、利き目でファインダーを覗くことで「構図が安定する」とされています。
実は、多くのカメラは「右利き・右目利き」を基準に設計されています。右目でファインダーを覗くと、カメラ本体が顔の右側に寄るため、鼻が液晶モニターに当たりにくく、操作ボタンもスムーズに扱えるというメリットがあるのです。
逆に、左目が利き目の方は鼻がモニターにぶつかりやすく、無意識に窮屈な構えになっていることも少なくありません。ご自身の利き目を知ることは、無理のない撮影フォーム作りの第一歩となります。
 
ハイアマチュアへの近道「両眼視」のテクニック
さらに、動きの激しいスポーツ、特にトライアスロンのバイク競技などを撮る際に習得したいのが「両眼視(りょうがんし)」というテクニックです。
これは、利き目でファインダー越しに主題を追いながら、もう片方の目は開けたままフレームの外の状況を把握するという高度な技です。
利き目(右): 被写体の表情や構図を緻密に捉える
逆の目(左): 次に迫ってくる選手の動きや、コース脇の状況を察知する

いわば、望遠レンズの「点」の視点と、肉眼の「面」の視点を同時に使い分ける感覚です。
これができるようになると、決定的な瞬間を逃さないだけでなく、集団走行の中での安全管理能力も格段に向上します。 「片目をつぶって集中する」ステージから、「両目を開けて戦況を俯瞰する」ステージへ。
このスキルをマスターすれば、あなたの撮影技能はまさにハイアマチュアの域に達したといえるかもしれません。
 
競技パフォーマンスへの影響
ところで、「利き目」は撮影だけでなく、トライアスロンの競技自体のパフォーマンスにも関わりがあるようです。 AIGemini)にその関係性を尋ねてみたところ、興味深い答えが返ってきました。
トライアスロンにおいて利き目そのものが有利・不利を決定することはありません。しかし、「自分の視覚には偏りがある」と自覚することは非常に重要です。
例えば、スイムでの直進性(蛇行防止)や、バイク走行時の360度警戒において、利き目に依存しすぎず「左右均等な情報の取り込み」を意識することが、より安全で効率的なレース展開に繋がります、とのことでした。

写真撮影も競技も、まずは自分の特性を知ることから。皆さんも一度、ご自身の「利き目」を確認してみてはいかがでしょうか。